こんにちは、ほんパパです。
この一冊で全部わかるChatGPT&Copilotの教科書 書評(Chapter1~3)になります。
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この本を選んだ理由
・AIの知識が全くない人でも、使い方がわかる
・多用できる使用例が、掲載されているので、すぐに試せる
・ChatGPTだけでなく、マイクロソフトオフィスやGoogleとの連携した作業も学べる
本書は、AIの知識がない人向けに書かれており、SiriとかアレクサってAIだっけ?といったレベルの私でも理解できる内容です。
多用できるプロンプト(AIへの指示)とAIの回答が、数多く、載っています。
プロンプト例の意味も詳しく説明されていて、すぐに仕事に活用することができます。
ChatGPTだけでなく、マイクロソフトのCopilotや GoogleのGも紹介されているので、仕事と相性の良いAIを使って応用できます。
続いて、著者のプロフィールをご紹介します。
【著者プロフィール】
中島大介
株式会社メリルの代表取締役。1986年、三重県生まれ。SNS総フォロワー23万人。2005年、大学1年生でブログを始める。大学院卒業後は大阪のネット系広告代理店で、通販企業のウェブコンサルティングに3年間従事する。2015年に株式会社メリルを創業。2022年11月に初著書「プロライティングの教科書」を出版する。最新AIを扱うYouTubeチャンネル「ウェブ職TV」は登録者13万人以上。AI関連の役立つ情報を無料で学べる「AIラボ」を運営し、オープン1年で7,500名以上が所属する国内最大級のAIコミュニティに成長。現在は最新AIを活用した制作代行サービス「Hands+」展開中。
株式会社メリル:https://meril.co.jp
YouTube:https://www.youtube.com/@webshokutv
X(Twitter):https://x.com/ds_nakajima
Instagram:htttps://www.instagram.com/ds_nakajima/
TikTok:https://www.tiktok.com/@webshoku
それでは、私の読みどころをご紹介します。
【私の読みどころ】
3-1 ポイント1:具体的な指示を送る
具体的な指示をプロンプト(命令文)に入れるコツは、自分がほしい成果物を言語化することです。p50
3-5 ポイント5:事前に情報を教える
ChatGPTを含む生成AIは、計算問題を解くことが苦手とされています。しかし、CoTプロンプティング(AIに考え方を示すこと)によって出力までの考え方を提供することで、正確な回答を出力しやすくなります。p65
3-6 ポイント6:生成AIに質問する
③とくに、生成AIを触り始めたばかりの方にとって、どのような情報を与えればよいのか、判断が難しいと感じるのは当然です。まずは生成AIに必要な情報を聞く癖を、つけて、徐々にプロンプトの作り方を学んでいきましょう。p71
具体的な指示をプロンプト(命令文)に入れるコツは、自分がほしい成果物を言語化することです。
自分が欲しい成果物を言語化することは、慣れないうちは、時間がかかります。
考え方を変えると、自分が欲しい成果物を言語化する行為は、相手の視点に立つことになり、成果物物に対する客観視を可能にします。
AIへの指示を通して、何か開始する前に、あらかじめ第三者の視点から考える訓練を身につけることができます。
ChatGPTを含む生成AIは、計算問題を解くことが苦手とされています。しかし、CoTプロンプティング(AIに考え方を示すこと)によって出力までの考え方を提供することで、正確な回答を出力しやすくなります。
個人的にとても以外でした。
しかし、よく考えると、計算問題は公式を吐き出す作業ではない。
問題文を正しく読み取って、自分の知識に当てはめる、読解力が必要となる能力です。
AIが正確に回答するためには、問題と回答の行間を埋める橋渡しが求められます。
とくに、生成AIを触り始めたばかりの方にとって、どのような情報を与えればよいのか、判断が難しいと感じるのは当然です。まずは生成AIに必要な情報を聞く癖をつけて、徐々にプロンプトの作り方を学んでいきましょう。
AIが必要とする情報を、AIが教えてくれる。
本当に優秀なツールだと感じます。
誰でも使える便利な機能を、きちんと向き合って、学習することが重要です。
続いて、その他の読みどころをご紹介します。
【その他の私の読みどころ】
ベネッセホールディングス:子どもの自由研究テーマへのアイデアを提供する「自由研究おたすけAIβ版」リリース p20
ChatGPTも同様に差別的な発言や人間に害を与えるような発言をしないようにファインチューニング(微調整)されています。p39
役割を与えることで、生成AIがその役割を持つ人物としての視点に立って回答するようになります。p55
自然な言語以外も同様に学習しているため、プログラミングコードや記号が含まれるプロンプトでも理解できるのです。p61
Chapter1は、AIの基本的事項の紹介が書かれています。
生成AIの種類やChatGPTとCopilotの機能と始め方など。
Chapter2は、ChatGPTの仕組みについての説明です。
ベースとなるGPTが、従来のAIと比較してなぜ性能が大幅に上がったのか。性能を向上するためのファインチューニング(微調整)の手順と効果など。
Chapter3は、生成AIで多用できるプロンプト(AIに対する指示)のコツが紹介されています。
一問一答での回答ではなく、回答に対する質問を重ねることで理想の回答を導く方法や役割を与える効果など。
続いて、目次をご紹介します。
ご参考にしてください。
【目次】
目次
Chapter01 世界を変えた生成AIの基本を理解しよう
1-1 生成AIとは?
1-2 ChatGPTの基本
人間のように対話ができる生成AI
次々に発表される最新モデル
企業のChatGPT利用率も高まりつつある
1-3 Copilotの基本
Microsoftのサービスと連携できる生成AI
ChatGPTとどう使い分けるか
1-4 ChatGPTとCopilotを使えるようにしよう
ChatGPTの始め方
Copliotの始め方
1-5 どんな対話ができるか試してみよう
ChatGPT(GPT-3.5)の場合
Copilot(無料版)の場合
Chapter02 ChatGPTとCopilotの仕組みを知ろう
2-1 自然に対話できるのはなぜ?
2-2 ChatGPTとCopilotのベースは「GPT」
GPTはWeb上の情報から知識を得た
GPTの根幹技術「Transformer」とは?
GPTはモデルの規模が大きくなるほど性能が上がる
2-3 GPTは「ファインチューニング」が大事
手順①:教師あり学習で人がGPTを教育する
手順②:報酬モデルを作成する
手順③:報酬モデルを使用してGPTの応答を改善する
2-4 ChatGPT・Copilotと従来の生成AIの違い
COLUMN AIが予想外の能力を発揮する「創発」とは?
Chapter03 生成AIを自由に操る!理想の回答を得るプロンプトのコツ6戦
3-1 ポイント1:具体的な指示を送る
3-2 ポイント2:複数回対話を行う
3-3 ポイント3:生成AIに役割を認識させる
3-4 ポイント4:記号や変数を使用する
3-5 ポイント5:事前に情報を教える
①Few-Shotプロンプティング
②Chain-of-Thoughtプロンプティング(CoTプロンプティング)
③知識生成プロンプティング
3-6 ポイント:生成AIに質問する
COLUMN AIは精神論で性能が上がる?
いかがでしたか?
この一冊で全部わかるChatGPT&Copilotの教科書 を購入してみたくなってきましたか?
明日は、Chapter4~8の書評を掲載予定です。
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続きがとても楽しみです〜
それでは!
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