生成AIで世界はこう変わる(第5章~特別対談)

こんにちは、ほんパパです。   生成AIで世界はこう変わる書評 第5章~特別対談になります。

 

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さっそく、私の読みどころをご紹介させていただきます。

 

【私の読みどころ】

アイディアさえあれば、なんでも実現できる?

実現能力や金銭、人脈などの問題で実現されなかった世界中の人の頭の中のアイディアが、もし生成AIによって解放されれば、それは世界全体にとって大変価値があることです。p198

人類の歴史を劇的なものにした「言語の獲得」

言語の柔軟性によって、情報共有の幅が広がるだけでなく、現実には存在しない概念を表現し理解できるようになった。p216

メタ認知を上げて、戦略的思考を身につけろ

松尾、(「私たちは何を望みたいのか?」)が本質的だと思います。p231

 

実現能力や金銭、人脈などの問題で実現されなかった世界中の人の頭の中のアイディアが、もし生成AIによって解放されれば、それは世界全体にとって大変価値があることです。

生成AIの重要性のわかりやすい表現です。

既に、現実となっている生成AIによる変化の最大の恩恵。

これまでは実現されてこなかった様々なアイディアがこれから登場していく光景が目に浮かびます。

 

言語の柔軟性によって、情報共有の幅が広がるだけでなく、現実には存在しない概念を表現し理解できるようになった

創造とは切り離せないものが、言葉です。

生成AIが言語を獲得したことが、どんな意味を持っていくかは私には想像もつきません。

しかし、人間が言語によって、頭の中にしかないものを、相手に伝えることができるようになったことは理解できます。

いかに、生成AIが言葉を得たことが重大な事実かを把握できました。

 

松尾、(「私たちは何を望みたいのか?」)が本質的だと思います。

生成AIの発達と普及は止まらないと考えられます。

そんな時代の変化に、警鐘をならしながら、思考を止めることは得策ではありません。

技術革新によってもたらされる変化と向き合い、自分や子どもたちにとって、望む未来をしっかりと考える必要があります。

 

【その他の私の読みどころ】

労働の義務がなく自由な思索に集中できたために、古平ギリシャの哲学者が革新的な思想を生み出せた歴史や、資産家に保護されることによって、ルネサンス期の文化人が活躍できた歴史などが示すように「自由な時間」は人間が創造性や独創性を発揮させ、新たな発見や発明、芸術的な表現を創出する源泉となります。p200

おそらく生成AIの学習自体を規制するものではなく、その使用段階が対象としたものが主になると思われます。p202

そもそも生成AIが行っているような学習は、本来そこまで特別なものではなく、人びとがそれと意識せずに利用していた多くのITサービスの背後で動いているAIにも適用されているのです。p206

Open AI社は、学習に使うデータを収集する「GPTBot」のクローリングをブロックするための手順を公開しています。p208

私の意見としては、生成AIのサービスを提供する側が、検知のための機能も同時に提供する、という形になっていくことが妥当だと思われます。p211

今後は出力結果から類似度検索を実行し、できる限り出典を開示するようなシステムの需要が出てくるでしょう。p213

ハラリの言葉を借りて、「AIの認知革命」と表現してもいいでしょう。ChatGPTの台頭から約1年、その短い間に起こった生成AIや社会の加速的な変化を考えると、まさに今目の前でこのような革命が進行している気がします。p218

AIの発展の速度は、このようなことを考えてきた研究者の過去のたくましい想像を、何度も超えているという事実です p221

今、松尾研究室で行っている研究(運動系AIの研究)は、2023年11月時点でまだ裏付けが取れていない段階です。これを数年かけて実証し、さらにそこから5年くらいかけて広がっていくというのが、研究成果が一般社会に普及していく標準的な流れです。p226

2022年のChatGPT登場以前、著名な先生方がさまざまな未来予想をされていましたが、以降の革命的な流れを考えると、それらの予想はほとんど外れていると言っていいかもしれません。p229

松尾、簡単なことではありませんが、行動することを厭わず、できるだけ動いたほうがいいし、新しいものを見たり試したりしたほうがいいですね。p232

松尾、日本の置かれた状況に対して杞憂するよりも、「自分が活躍するためにはどうしたらいいか。」という問いを立てたほうがいい。p236

われわれ人間が単純な効率や生産性を中心とした大半の知的活動の主役の座から降りるときが現実のものになろうとしています。p240

 

 

第5章では、長期的な生成AIの発展と人類との関わり方が述べられています。

具体的には、自由な時間が新たな発見や芸術の創出に役立つ、学習データに規制をかけることはできるのか、AIによって一人で問題解決できてしまうことでの弊害、AIによる認知革命などが説明されています。

最後に、師匠の松尾豊との対談が収録されています。

具体的には、5年以内の短期、15年以内の中期の予測が話し合われています。

 

続いて、目次をご紹介します。

 

ご参考にしてください。

【目次】

第5章 生成AIとともに歩む人類の未来 「言語の獲得」以外の革新になるか?

AIに聞けば、すべての疑問が解決する?

アイディアさえあれば、なんでも実現できる?

人間は「人間にしかできない」ことに集中する?

生成AIは学習データを無断で使用していいのか?

強く規制すると、あらゆるサービスの利用が阻害される

デジタルコンテンツは本物と偽物の区別がつかなくなる?

情報の送り手と受け手のつながりが希薄化する?

人類の歴史を劇的なものにした「言語の獲得」

ディープラーニングが「眼の誕生」なら、生成AIは「認知革命」

「超知能」の前で、凡人とアインシュタインの差すらも無意味に?

特別対談 松尾豊×今井翔太 生成AI時代に求められるスキルとマインドとは?

AIがもたらす未来は、予測不能な高次の領域に

メタ認知を上げて、戦略的思考を身につけろ

国に頼るのではなく、未来の舵は自分で握れ

おわりに

本書で使用した生成AIまとめ

参照サイト

参考文献

 

いかがでしたか?

生成AIで世界はこう変わるを購入してみたくなってきましたか?

明日は、【残酷すぎる人間法則の書評を掲載予定です。

生成AIで世界はこう変わるの(第1章~最終章)の書評は11/3(日)掲載予定です。

 

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とても良い本でした。

今井翔太さんありがとうございます。

次の本も楽しみです~

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